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Posted by ミリタリーブログ  at 

2018年11月11日

メンテナンスの話③ アルマイト(アノダイズド)と退色と対策と。

こんばんは、MARSOCです。タイトルで韻を踏んでみました。

さて最近は「働き方改革」というワードをよく耳にしますが、皆さんは影響を受けていますか?

当方は普通のサラリーマンなので受けてます。早く帰るにしても仕事のボリュームが減るわけではな

いので…。結局残った仕事は誰が処理するのでしょうか…?_s(・`ω´・;)ゞ .. んん??

そんなこんなで悩むことは多いのですが、相変わらずヤツにも悩む訳でして…

じゃじゃーん!!救世主を召喚?



プレミアムマルゲリータ!!水牛乳のチーズを使用!!っではなくこちら↓



「アルマガード!!」  (*アルガードじゃないよ!花粉症の薬)



ググると船舶やオートバイ、自動車のアルマイト保護に使われているとのこと。

ちなみにアルマイト=アノダイズド=陽極酸化処理です。

アルマイトのデメリットは退色が避けられない製品であり、

粗悪なものは窓際に置いておくと一か月もしないで退色してしまうものもあるようで。

(ここら辺は技術や品質に依存…made in JPならそんなことはないと思わるが、外国だとね…)

原因は紫外線が主。その他として染料の質とか封孔処理が甘いとか、色々あるようです。

退色の特徴としては、

青アルマイト・赤アルマイト→白色へ退色

黒アルマイト→赤色、赤紫色、茶色等へ退色

するようです。かつて話題になったプライムレシーバーの変色事件は有名ですよね?

あれはおそらく退色のことですね。

黒アルマイトの膜厚は15~30μm(厚みがあるほど色が安定するらしい)

硬質アルマイト(ハードアノダイズド)なら50μm

*ちなみにセラコートは25μm なぜセラコートを出したのかは後述。

アルマイトは母材を侵食する(マイナス方向の)浸透被膜とプラス方向の成長被膜で構成されている

ので、(例:30μmのアルマイト被膜=浸透被膜15μm+成長被膜15μm。)

再アルマイトするならば浸透被膜も剥がすので、母材痩せという悲しい現実に直面する訳です。

例えば単純に横方向(射手側からみて)のみで考えると、レシーバーの嵌合面は4つですよね…。
(ロアレシーバーの内側=2面、アッパーのハメ込む凸=2面)

仮にレシーバーに30μmのアルマイト処理がされていたなら、浸透被膜15μm×4面の分、

確実に母材痩せする訳です。その数値を考察すると

15μm(0.015mm)×4=0.06mm 

実際はプラスαでもっと削られるはずです。
(化学薬品による処理、ブラスト処理等で)

世の男性がお世話になっているアレ三枚分ですかね?

MARSOCは予算があるときとかここぞという時はゼロゼロワンですよ~☆彡

*女性の読者がいたらm(;∇;)mゴメンネ

ゆえに母材痩せする再アルマイトよりも、塗装の分厚みが増すセラコートの方がギャップは少

ないハズと個人的には考察します。

しかも退色したプライムレシーバーを変色事件の際に再アルマイトしてもらったら、

また退色したというオチも現実にあるようですから。(どんだけアルマイト苦手な会社なんだか…。)

もしも再アルマイトするなら技術面・品質面でしっかりした国内の業者でやりましょう!!

まあ、オリジナルのままアルマイトが退色しないのが一番ですが。

当方の後期型プライムレシーバーは現在、退色はごく一部のみで、真夏の太陽光の中

日向ぼっこもしましたがなんとかオリジナルのアルマイトのままを維持しております。

でもって維持するためにアルマガードを購入したわけです。

ちなみにプライムブルー(プライムレシーバーの青味)は、

黒アルマイトの染料のベースが青ベースだからと考察します。

黒アルマイト染料は青ベースと赤ベースがあり、青ベースだと青味がかった色味になることも

あるそうです。

ちなみに今更ですが、ネットで調べた内容(日本のアルマイト企業のQ&Aとか)と

個人の考察をもとに今回の記事を作成しております。

不確かな内容で正確性に欠け、可能性として考察したものになります。

その点ご理解をお願いします。。+゚m(´・c_・` )m。+゚ユルチテ ( ´_ゝ`)ゞわりぃわりぃ


ちなみに質の悪いアルマイトは通電してしまうようです。(酸化皮膜は絶縁性があります)

テスターで愛銃の絶縁性能を測定してみました!!((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル


*擦れてアルマイトが薄くなっていそうなここ。オーバーレンジ(O.L)!!


*ヒヒーンっな刻印の場所。オーバーレンジ!!

とりあえず絶縁性がありひと安心。ちなみに一円玉は…


*導通しました。薄ーい酸化被膜があるはずですが…

とりあえず愛おしい我が愛銃にシュッシュ…早速アルマガードを塗布します。


*塗布した直後。テカテカレシーバーやないか!!しかも大量にウエスの繊維?とかほこり付くし
 これはやってしまったか?…(´д≡; )a゙ ドゥシヨゥ…

念入りにふきふきすると…元通り。ド―(〃´ノω`〃)―モ!!



アルマガードは艶出し効果もあるので、マットな表面がつやつやになるかと思ってましたが、

これなら許容範囲ですね。拭き取ったあとの匂いはほのかな柑橘系の香りですが、

液状だとセメダインのような香りです。一般的なケミカル剤よりかは香りは薄いほうだと思います。

ちなみにZ-PartsのKAC RASレプリカはハードアノダイズド。これに塗布することも考えましたが、

一つ一つ溝に丁寧に塗布するのは…。(ノД`)ヽ(゚Д゚#)ナクナ ゴラァ

made in Taiwanなら大丈夫かな?自作PC関係でも台湾にはお世話になっております。

信じてるぞ!!



☆★↓ちなみに好奇心からこんなことをしてみました。↓★☆



マスキングテープでプライムのチャージングハンドル(レシーバー本体の付属品)を三分割。

左から一区間目に、アルマガードを塗布。

二区間目にシリコンメンテナンスオイル

三区間目は何もしない。素のアルマイトのまま。

これを日差しの中に放置し続けます
。(といっても最近は日差し弱いですが。)

今日は正午から6時間ほど放置しましたが退色は見られず。

引き続き退色するまでやってみます。

良い子のみんなはアルマイト製品は紫外線が当たらない環境で保管しましょう!

参考
https://www.amazon.co.jp/RUPP-CA-0088-アルマガード/dp/B00BF8EYVM
 (3436円 現在)










  

Posted by MARSOC  at 20:04Comments(2)メンテナンス